ガーデニング誌ビズ HOME > 執筆者・八木 波奈子のブログ > 2018年01月23日 至上の印象派展
ビュールレ・コレクション

編集部ブログ

八木 波奈子のブログ

前へ一覧へ次へ
2018年01月23日
至上の印象派展
ビュールレ・コレクション

世界有数のフランス印象派絵画のプライベート・コレクションであるビュールレ・コレクションが、いよいよ日本で公開されます。
2月14日から始まる東京展から、5月の福岡、7月の名古屋へと巡回します。
スイスの実業家であるエミール・ゲオルク・ビュールレが1937年から1956年に掛けて収集したものです。
ルノワール、セザンヌ、モネ、マネ、ゴーギャン、ファン・ゴッホなどの豪華な作家たちの傑作が並ぶ、圧巻の展覧会となります。
ガーデンを愛する皆さまのために、展覧会作品から4枚の絵をご紹介致します。
「可愛いイレーヌ」はガーデンの深い緑を背景にした8歳の少女がモデルで、ルノワールのまなざしが感じられる優しい作品です。
自分でつくったガーデンをモデルに、名作をたくさん描いたモネの出品作は、「ジヴェルニーのモネの庭」と、もう一枚、幅4mを超える「睡蓮の池、緑の反映」の大作。
じっくりごらんください。
マネの「ベルヴュの庭の隅」はガーデンのある生活が描かれていて、空気感が素晴らしい。
皆さま、是非会場にいらしてください。

イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)

ピエール=オーギュスト・ルノワール
1880年 油彩、カンヴァス 65X54cm
©Foundation E.G. Bührle Collection,
Zurich( Switzerland) Photo : SIK-ISEA, Zurich ( J.-P. Kuhn )

ジヴェルニーのモネの庭

クロード・モネ
1895年 油彩、カンヴァス 81.5X92cm
©Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich( Switzerland) Photo : SIK-ISEA, Zurich ( J.-P. Kuhn )

ベルヴュの庭の隅

エドゥアール・マネ
1880年 油彩、カンヴァス 91X70cm
©Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich( Switzerland) Photo : SIK-ISEA, Zurich ( J.-P. Kuhn )

睡蓮の池、緑の反映

クロード・モネ
1920-26年頃 油彩、カンヴァス 200X425cm
©Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich( Switzerland) Photo : SIK-ISEA, Zurich ( J.-P. Kuhn )

インフォメーション
東京展
国立新美術館 2018年2月14日(水)〜5月7日(月)
開館時間 10:00〜18:00 (毎週金曜日・土曜日、4月28日〜5月6日は
20:00まで)
休館日 毎週火曜日(5月1日は開館)
入場料 当日一般1,600円
お問い合わせ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
展覧会ホームページ http://www.buehrle2018.jp
福岡展
九州国立博物館 2018年5月19日(土)〜7月16日(月・祝
名古屋展
名古屋市美術館 2018年7月28日(土)〜9月24日(月・祝) 



前へ一覧へ次へ

執筆者プロフィール

ガーデニング誌『BISES』の元編集長。創刊から休刊までの146冊、25年間務めました。1997年流行語大賞トップ10に選ばれた「ガーデニング」は、私が全国に広めた言葉です。これはGARDENINGをカタカナにしたもので、造語ではありません。今では日本語として立派に定着しましたね。