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BISESとは

ビズの歴史 1995年







『チャールズ皇太子の庭』

BISESの歴史の中でも記念碑的な1冊が'95年の早春号です。『チャールズ皇太子の庭』という大特集が皇太子ご自身の同意を得て、この号に掲載されました。撮影は皇太子の私邸ハイグローブの庭の撮影を許されているただ一人の写真家アンドリュー・ローソン。庭にひざまずき、手袋を泥まみれにして苗を植えている皇太子の写真が早春号の表紙を飾りました。

『いわゆるガーデニングブーム』

チャールズ皇太子の庭の特集は、読者の方々にはもちろん、日本のマスコミ関係者の間でも大きな反響を呼びました。早春号が発売されると、BISES編集部にはテレビや雑誌からの取材申し込みが殺到。女性誌などが相次いでイングリッシュガーデンの特集を組むようになっていきました。爆発的なガーデニングブームの始まりでした。

『宮沢賢治』

'95年早春号にはもうひとつ、力のこもった特集がありました。『宮沢賢治の花世界』。計10ページからなるこの特集では徹底的な取材をもとに、賢治の知られざる素顔を明らかにしました。彼はすぐれたガーデンデザイナーでもあったのです。

『オールドローズがブームに』

'95年春号では『バラの園を夢見て』と題し、オールドローズとつるバラによる庭づくりを特集しました。当時はバラといえば現代バラばかり。オールドローズは、かなりの愛好家以外にはほとんど知られていませんでした。しかし、'95年春号のBISESの特集がきっかけとなって、オールドローズはその後、急速に人気のバラになっていきました。

『エコロジカルな生活』

'95年はその後も『バリ島の葉編み』(夏号)、『英国の宝石コッツウォルド地方の庭をめぐる』(盛夏号)、『ヒドコート・マナー・ガーデンの四季』(冬号)など、魅力的な特集や企画が連続して登場しました。最近、シックハウスなどの健康不安を背景に漆喰壁や左官の仕事が見直されていますが、BISESは'95年夏号で早くも『健康にいい珪藻土の家』という特集を組んでいます。青空や風とともに生きるエコロジカルな生活。これもBISESが創刊以来、つねに変わることなく持ち続けてきた視点です。

BISESの歴史

1992年
『創刊』BISESは1992年5月、婦人生活社発行のインテリア誌『私の部屋』のリニューアル誌として創刊されました。誌名はBISESと書いて『私の部屋ビズ』と呼びました。 [ 続きを読む ]
1993年
モネの庭』創刊号から'92年冬号まで表紙はスペインの画家マネル・アノロの作品でした。しかし、'93年の早春号からは表紙がイギリスのガーデンフォトグラファー、アンドリュー・ローソンの写真に変わりました。 [ 続きを読む ]
1994年
『シシングハーストのホワイトガーデン』イギリスでもいちばん美しいといわれているシシングハースト・カースルの庭を大々的に紹介したのは'94年の早春号でした。もちろん、大好評でした。 [ 続きを読む ]

1995年
『チャールズ皇太子の庭』BISESの歴史の中でも記念碑的な1冊が'95年の早春号です。『チャールズ皇太子の庭』という大特集が皇太子ご自身の同意を得て、この号に掲載されました。 [ 続きを読む ]
1996年
『ヘッセを読もう』'96年盛夏号の『庭仕事は瞑想である ヘルマン・ヘッセ、もうひとつの顔』は、『庭仕事の愉しみ』(岡田朝雄訳)というヘッセのエッセイ集を出版しようとしていた草思社との同時進行企画でした。
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1997年
『BISESガーデン大賞』第1回BISESガーデン大賞の募集を発表したのは'96年冬号。それに対して、応募はなんと全国から988通。いずれも水準が高く、グランプリを選ぶのに苦労しました。 [ 続きを読む ]
1998年
『常寂光寺の紅葉』'97年11月、創刊以来、数々の傑作写真で私たちを興奮させてくれたアンドリュー・ローソンが初めて来日しました。「日本の庭を撮りたい」という彼を編集部は京都の常寂光寺に案内しました。 [ 続きを読む ]

1999年
『生まれ変わったBISES』新生BISESは、まず'99年5月に『緑と握手する家』という創刊準備号を発行。続いて7月には創刊号をナチュラリストの生活誌として発行しました。 [ 続きを読む ]
2000年
『タイム「マガジン大賞」受賞』'00年3月、BISESは予想もしていなかった賞をいただくことになりました。米タイム・グループのマガジン大賞写真部門で「とても美しい雑誌」として第3位に選出されたのです。 [ 続きを読む ]
2001年
『スノードロップが大人気に』春まだ浅いうちに純白の小さな花を咲かせるスノードロップは、まるで早春の妖精のようで、いま大人気です。 [ 続きを読む ]
2002年
『No.21冬号 BISESが伝えたかったことの集大成』連載「チャールズ皇太子の庭から」は読者の間に大きな反響を呼び起こした。 [ 続きを読む ]