第6回(2016)グランプリ受賞作品
  • ここを抜けると幅40mの庭全景が目に飛び込んできます。訪れた方々は「オォーッ!」と驚いてくれます。
  • 左のレンガ塀の上では鷹が庭を見守っています。
  • 庭中央の大型ガゼボには、バラ ‘ポール・ノエル’ を誘引。ネグンドカエデの葉もきれい。
  • 遠近法を使って奥の道幅を狭めた直線アプローチです。
  • 庭園の地図
ガーデンセラピーの庭橋野美智子さん/和歌山

橋野美智子さんの庭づくり歴は18年になります。
1個ずつ手積みしたレンガの壁やベンチなどが植物とよく馴染んで、素晴らしい空間を創り出しました。美智子さんは「宝石よりもレンガが好き!」と笑います。
散策路の奥にはテラコッタの大鉢がフォーカルポイントになっています。歩を進めると、植物の緑の多様さに眼を奪われます。
ガーデン全体に安らぎ感と品格を醸し出している芝生はご主人の協力のたまものです。
職場のホームに入居されている人たちをここにお招きすることもあり、皆さん解放感に満たされた笑顔を見せてくれます。“ガーデンは良きもの“、そのリラックス効果を実感する日々です。

審査員のコメント
  • 200坪のガーデンは、構成、メリハリがよく考えられ、丁寧に作られている。この丁寧さは、庭は人を表すということだと思う。ガーデンセラピーが時代に入ってきたのだと感じた。(長友啓典)
  • カラーリーフ、花色、葉色のまとめ方が良い。一群の植物を繰り返し使うことで、まとまり感を上手に出している。(上野砂由紀)
  • 英国風の植栽で花いろも美しい。けれど、決してブリリアントではなく静けさをたたえている。(二宮孝嗣)
  • 庭全体が散策を目的に見事に考えられている。通路に沿った植栽が歩く楽しみを伝えている。(阿部容子)
  • 植物のバランスの良い生育から、適切な管理がうかがえる。構造物と植物の組み合わせも良い。(河合伸志)
  • 調和のとれた安らぎの庭の楽しみを、他社と分け合うことで未来型の庭としている点も評価。(八木波奈子)