「花と緑のある暮らし部門」にエントリーして、見事グランプリに輝いた山崎亮子さんは、庭を作り始めてから7年になります。600坪の庭に、木造の可愛い母屋が建っています。庭の一角には“ムーミンハウス”と名付けた子供の遊び場を作り、夢の広がるガーデン風景をまとめました。暮らしへの愛着が溢れる亮子さんの庭生活は、彼女自身の手によるイラストレーションで十分に語られています。まるで絵本から抜け出して来たような生活ぶりですが、実は今、亮子さんは原因も病名も分からないまま、体が自由に動かせなくなる病気になっています。庭の草花が亮子さんの力となりますように。
のびやかな子育てができる家と庭を目指して山崎亮子さん/北海道
審査員のコメント
- 気持ちの良いガーデン。しかも見取り図がとてもわかりやすく、洗濯物まで書き込んであり、この人の暮らしが目に浮かぶようです。とにかく上手ですね。伸びやかな子育てのテーマもよく、心がほんわかしてきます。(長友啓典)
- またしてもビズに生まれた「憧れのガーデナー」の登場です。庭のある幸せ=幸せなライフスタイルなのだと、改めて気づかせてくれる庭。個人的には大変なこともおありでしょうか。今後もこの方の庭での暮らし(ライフスタイル)を見守っていきたいと思わせる庭です。(吉谷桂子)
- 今、子どもに伝えたい自然の豊かさ、庭のある生活の素晴らしさが包み込まれています。そして何より大事なのは、山崎さんの愛情がプラスされていることでしょう。(ニコラス・レナハン)
- 大地に根ざし、自然の中で生きる姿が素晴らしい。全員一致のグランプリです。(河合伸志)
- 庭のある暮らしがしっかりと生活に根付き、何にも代え難いゆとりと喜びをもたらしている様子が伝わってきます。家と庭が一体化されたデザインが心地よく、夢のような住環境を現実にした努力に感服しました。(八木波奈子)