「3.11ガーデンチャリティ」活動のご報告
12月末、思いがけないプレゼント
「“花咲く野原プロジェクト”の端っこにビニールハウス建てたいんだけど・・・それでね、ハウスができたら、種まきに参加した子どもたちを呼んで餅つきしたらどうかなって思っているんだ」ビズ編集部に相談の電話をしてきた時は、もう臼も杵もセイロも車に積み込んでいたようでした。餅米も友人知人の協力を得て集めたとのこと。もちろん、ビニールハウスの材料も自分の畑からもっていくと段取りを済ませていました。あまりの熱心さに聞いていて思わず笑ってしまいました。「3.11ガーデンチャリティ」としても引き込まれるように、「いいんじゃな?い!」と協力を約束。
当日は現地の女性たちの協力をえて、アンコにキナコ、野菜汁などメニューもあれこれ揃い、大にぎわい。つきたてお餅の人気はすごく、信じられないくらいの量がみんなのお腹におさまりました。
そうそう、大きなビニールハウスも立派に完成して、中にはガーデニングの道具や芽だし中の花苗棚、ストーブ、テーブル&椅子が納まりました。これで、寒風の中作業したあと、お茶を飲む場所も出来て、関係者一同、よかった、よかった。
「飯田わんぱく冒険隊」が花苗づくりをスタート
“冒険隊”の子どもたちはさっそく街の人々に呼び掛けて、小さなポットに種をまいてもらい、着々とその数を増やしています。長野県で芽を出したポット苗は、3月に岩手県に運ばれて、大きなメドウの仲間入りをする予定です。春には子ども交流会が行われます。
2011年10月30日?31日
ブラウン&デニーズ・ヘリック夫妻被災地へ
かくして、10月30?31日、来日した夫妻にビズ編集部が同行して「3.11ガーデンチャリティ」支援実施地である宮城県石巻(瀬上邸ガーデン再生プロジェクト)と、岩手県陸前高田(花咲く野原プロジェクト)を訪れました。夫妻は現状をつぶさに見て、被災した人たちの話を聞き、強く心を動かされました。
「何という強い人々だろう。これほどの状況の中でなお、ポジティブにものを考えられるとは・・・。2012年は、英国の私たちのメドウで"3.11ガーデンチャリティ"のためのアクションを起こします」。日本を離れる前夜、夫妻が語った言葉です。
「3.11ガーデンチャリティ」は花の力、人の力を信じて、2012年も支援活動を力強く展開していくつもりです。
「陸前高田に花咲く野原を!」大プロジェクト
ご協力いただいた各社のご紹介
大量の資材をご提供くださった内山緑地建設株式会社、多品種大量の花の種をご提供くださったタキイ種苗株式会社に心より感謝申し上げます。また、株式会社ミヨシにも御礼申し上げます。
●バーク堆肥(40㍑)500袋のご提供と、12トントラック2台
●耕耘機などの重機と建設・造園のプロたちの応援
●20品種の種、約150万粒(1500坪分)のご提供
カスミソウ、アイスランドポピー、サボナリア、ラークスパー(2色)、ナデシコ、ネモフィラ(2色)、ビスカリア、リナリア(ヘロン系2色)、ニゲラ(多色)、クリサンセマム、アグロステンマ、シャスターデージー、クリムソンクローバー、ギリア、ヤグルマギク(多色)、ハナビシソウ、デージー(2色)、ナデシコ
●11品種の種、約4.5万粒(45坪分)のご提供
ナデシコ(2種)、キンギョソウ、ラークスパー(4色)、サボナリア(2色)、ホワイトレースフラワー、ヤグルマギク
上野砂由紀さんから支援金第2弾!
「豊かな恵みに感謝祭」開催
宮城県石巻
ガーデン再生プロジェクトへのご協力リスト
オランダ国際球根協会
(球根のご提供)
スノードロップ 300球
ムスカリ 300球
チューリップ 300球
シラー カンパニュラータ 500球
シラーシビリカ 500球
黄色の小型ラッパスイセン 500球
シラー ノンスクリプタ 250球
岩手県陸前高田に展開する「花咲く野原づくり大プロジェクト」
2011年10月13日の報告
10月13日、朝から待望の種まきです。吉田正子さんはこの日を待って待って…「秋の種まき時期はもうすぐ終わるのに」と、気をもんでいたのです。「3.11ガーデンチャリティ」も、決めるべきことの多さに焦っていました。デザイン、堆肥、種、水の確保、遠い現場ゆえの輸送のこと、人手などなど。おまけに、全てを託すプロの二宮孝嗣さんは長野の方です。ビズ編集部に何度も足を運んでいただいて打ち合わせを重ねたのでした。(かつて「花咲く野原」を成功させた事例については、日本の実例と海外最新情報を合わせて、11月16日発売・ビズ冬号の特集で、詳しく展開しています。)
まず、二宮さんがこれから作ろうとしている「花咲く野原」のイメージ写真を示しながら、この日の作業の打ち合わせをしました。集まったボランティアさんの中には、以前、ガレキ処理でここに来て下さっていた方もいたのです。みんなで黙祷をしてから始めました。亡くなった方たちへの鎮魂の気持ちを込めて、たくさんの花を咲かせよう、誰の胸にも同じ思いがあったはずです。そして、今日の作業が被災地に「希望の種をまく」ことになると信じて。
みんなに“隊長”と呼ばれている二宮さんが、「花咲く野原」のイメージを説明しています。
この日集まってくれたボランティアのみなさん。
このあと、全員で海に向かって黙祷をささげました。
ミックス種は砂と肥料にまぜて、しっとりと湿らせてあります。
種を入れた袋には色分けした区画の番号が大きく書いてあります。
赤い上着の吉田さん。昨日に続きお友達も手伝ってくれます。
うすく万遍なく種を手まきしていきます。
吉田正子さんはかつて先生をしていました。「今回の種まきでは地元の小学生たちに参加してもらいたい」という吉田さんの強い希望があり、この日、米崎小学校の生徒31人も加わり一緒に種まきをすることになりました。校長先生が子どもの心に素晴らしい記憶が残るにちがいないと判断して下さったのでしょう。作業終了後、みんなに大きな梨が配られ、大人も子どもも全員でニコニコ顔の記念撮影をしました。
子どもたち31人も到着しました。
隊長から、種のまき方が指導されました。
教わったとおりに上手に種まき。とにかく広い。
堆肥まきや種まき後の土ならしにレーキが活躍しました。
種まきに水は大切。長い長いホースを用意して、水をまきました。
(水の御協力をいただいたご近所の方に感謝です)
作業後、隊長から梨が配られました。ご苦労様でした。
元気な子どもたち。吉田さんもニコニコ顔です。
種まき隊全員集合の記念写真を撮りました。
岩手県陸前高田に展開する「花咲く野原づくり大プロジェクト」
2011年10月12日の報告
松が1本残った陸前高田。
岩手のターシャ・チューダー、吉田正子さん。
この斜面地に800坪ほどの庭と家を持っていた吉田正子さんと、オープンガーデンいわての代表・吉川三枝子さんの、情熱と実行力が壮大な夢の原動力でした。「トライしましょうよ!」吉川さんの一言がチャリティ・メンバーの背中を押しました。吉田さんは静かに、知らぬ間にボランティアセンターに依頼して、たくさんの方々の協力を得て、おびただしい量のガラス破片を手作業で取り除き、ガレキもあらかた片づけてしまいした。さすが、岩手のターシャ・チューダーと言われた人です。さらに、斜面地にお住まいだった皆さんに声掛けして、花咲くメドウ作りに同意をいただいたのです。そうして広大な面積が「3.11ガーデンチャリティ」に託されたのでした。今回、メドウづくりのガーデンデザイナーとして白羽の矢が立ったのは、二宮孝嗣さんでした。チェルシーフラワーショウの植栽でも活躍し、こどもたちのわんぱく教室を開き、アウトドア&サバイバルを得意とする花好きのワイルドな人。その活躍ぶりは、後の写真をご覧ください。
ガーデンデザイナー、二宮孝嗣さん。
10月12日の朝、12トントラックが2台、バーク堆肥1500袋を満載して陸前高田に到着。トラックは歌手が時々舞台代わりにする屋根がガーッと開く巨大なヤツともう1台は無蓋で、“仙台”と墨文字がたくましいのが来ました。この日ボランティアセンターの依頼で来てくださった人たちは、四国からの建設業の力持ち男組と愛知県からの市議会議員の一団。いずれも真新しい作業着を着て、すごい働きをしてくださいました。一同ズラリの記念写真の方々で、女性軍は吉田さんのご友人たち。この日の仕事は1/トラックから1500袋の堆肥を下ろす、2/その堆肥を斜面地に適当にばらまく、3/その地面を耕耘機で耕す、4/土の中から出たガレキを拾って捨てる、これを1日で行ったのです。30トンの荷を20人の人力で下ろす、それは想像を絶するハードワークでした。広い広いこの大地、本当に来年、花が咲いてくれるのでしょうか。(大斜面は二宮さんのデザインで、遊歩道の他、花色がやんわりと色分けされ、変化のあるメドウになる予定。白線が引かれています)
10月12日のハードワークに参加くださった方々。
斜面地、現場の上から見下ろした全景で、彼方に海が見えます。
二宮孝嗣さん(しゃがんでいる)がみなさんと作業手順の打ち合わせ。
1台目のトラックがこれ。1袋20キログラムあります。
2台目もそろそろ終了。体力、気力、腕力の勝負。
この堆肥の山を、すべて地面にばらまく。
二宮さんの隣の笑顔が吉田正子さん。女性陣もがんばりました。
耕耘機で土と堆肥をまぜます。
起伏のある斜面。白い袋が堆肥です。
耕された地面。白線が遊歩道の仕切線です。
堆肥が入っていたビニール袋には、集めた石コロを入れて捨てます。
堆肥の一部は別プロジェクトにお裾分けしました。
宮城県石巻・瀬上邸ガーデン再生プロジェクト
2011年10月10日の報告
作業開始の朝、3.11ガーデンチャリティのポスターが掲げられました。
プロジェクトの看板も作りました。
雑草や枯れ木が凄い勢いではびこっていました。(9月)
抜根作業で全て抜きました。ここは道沿い、メドウになります。
整地作業に入ってくださった東京のボランティアのみなさん。
オープンガーデンみやぎを支える庭のプロ、泉緑化の鎌田秀夫さん。
仙台から重機を持ってきて、抜根作業中です。
クリスマスローズコーナーの土づくり中です。
このチームは和風の庭の植え付け中です。
全国の方々から寄付していただいた苗がいっぱい。
鎌田さんがみんなに種まき講習。その後すぐ実践です。
道路沿いの枯れ木と雑草の茂みはこんなにきれいになりました。
ここに種まきしてメドウ(花咲く野原)をつくります。
楽しい昼食タイム。この大きなベンチも作りたてです。
左がブレインズ代表の内倉真裕美さん、右が瀬上京子さんです。
10月10日の参加者33名。鎌田さんの隣が現会長の菅原典子さん。
植樹支援いよいよスタート!
「ドングリの会」からの種拾い報告
「ドングリの会」のメンバーによる種拾いです。
ブナ林での種拾い。クラシックないでたちです。
「ドングリの会」代表の稲本正さんは、森づくりのエキスパート。
支援金が五百万円を超えました!!
今朝のニュースは北国の山々では初冠雪が見られたとのこと。今年の冬は早いのでしょうか。
ほんの少しお休みしていた、チャリティ活動報告も今日は大きな話題が二つ、ド~ンと入りました。今年のオープンガーデンはチャリティ活動と共に暖かい地方からスタートし、活動報告も晩夏で一息でした。今日は、「オープンガーデンみやぎ」と「国営滝野すずらん丘陵公園」(北海道・札幌)からのご報告です。うれしいことに、本日の報告を受けて、支援金総額はついに当初の目的だった500万円を超えることが出来ました!
●これからは具体的な支援活動実施の模様をお知らせできると思います。
国営滝野すずらん丘陵公園からの報告
札幌・川上正博(ブレインズ)
被災地の皆様のために、いい支援にしていって頂きたいと思います。
全国のガーデナーさん、ありがとう
「オープンガーデンみやぎ」もがんばっています!!
宮城県・大場ゆきみ(オープンガーデンみやぎ)
私たちが集めた寄付金が、また、みどり豊かな東北の復興に役立てていただければと、心より願います。
国営滝野すずらん丘陵公園のボランティア
北海道・札幌 ブレインズ 川上正博さん
九州から“被災地に花と緑による復興支援”に賛同します!
大分「チェルシークラブおおいた」大本信子・岡松香さん
写真は春のオープンガーデンツアーに
参加した会員の皆さん。
毎年ゴールデンウィークに、かんたん港園でガーデニングフェスタが開かれます。バザーもそこで行いました。
地元の恵み野ガイドで募金もしっかり
北海道・ブレインズ&恵み野ツアー
内倉真裕美さん
おいしそうな食事風景はブレインズのツアーです。
バラと焼き物の秘密の花園だより
香川県・アンティークローズガーデン ママン・コシェ
高橋康治さん
写真は高橋さんの母と息子です
康治さんの焼きものは、陶胎漆器という手法で、漆をかけて仕上げています。BISESの読者として、支援金募集に参加しました。
市内のお祭りで小さなチャリティ
東京都・特定非営利活動法人 花と緑のまち三鷹創造協会
二見洋子さん
周知徹底には時間がかかるなあ~
北海道・庭の達人講座&ブレインズ梅木あゆみさん
感動のチャリティコンサートを終えて
北海道「上野ファーム」上野砂由紀さん
以下、メールレターです。
チャリティコンサートを終えてほっとしております。
コンサートは、世界的ハープ奏者の池田千鶴子さんが被災地へ思いを込めてすばらしい演奏をしてくださいました。ハープの演奏が 始まると上野ファームのセミたちがいっせいに鳴きだすという珍事もおきたりしました。共鳴していたのかも? 最後に“うさぎ追いし~”の「ふるさと」の歌を、会場のみなさんと池田さんが伴奏するハープの演奏で歌ったのですが、被災地の人たちのふるさとを思ってか、歌いながら涙している人がたくさんいました。音楽と花で人の心がひとつにつながったように思いました。
偶然にも被災地や被災地周辺から上野ファームに来ていた方もいて、次の日、チャリティー活動に感謝のメールをいただきました。福島県の方は、怖くて自分の家の野菜も食べられないと話していま した・・・・ニュースでは毎日流れているのですが、津波とは違う恐怖がいまだ続いているのだと、あらためて実感しました。今回は隣町の当麻町のバラ農家、三田さん夫妻もチャリティに協力してくださって、無償でバラの提供をうけ、それをお客様にチャリティロ ーズとして買っていただきました。バラがもらえるとなるとそちらのチャリティのほうも大人気で、100本のバラはあっという間になくなりました。ガーデンチャリティはこれからも続けます。
茨城「ローズガーデン坂野」坂野郁子さん
バラの見頃はいつも大雨、でも頑張りました
里山のガーデンのふもと部分、谷津田になっている場所が今回の地震で液状化現象を起こし、水が溢れてしまいました。そこに植わっていたバラがとてもかわいそうでした。それでも、ローズガーデン坂野では600品種、1000本のバラが育っているので、友人のバラ研究家・山田将史さんにお願いしてバラ・ガイドツアーを行ったところ、今年も大盛況でした。皆さん募金にも協力してくださり、35万円ほどが集まりました。
今年は地元茨城県に対しての義援金や、福島原発の避難地域にある双葉バラ園さんへの支援金、その他、被災者を支援するボランティア活動資金など、いくつもの団体へ募金したお金を分けて送りました。「3.11ガーデンチャリティ」には5万円を振り込みました。
(写真は、坂野郁子さんとお母様の武美さんです。ガーデン入り口にはたくさんのチャリティ目的を一覧できる、ボードが置いてあります。)
報告が遅れました! 北海道・小樽市のオープンガーデンです
小樽は観光もバッチリ、食もバッチリ、その上ガーデンや街並みもきれいとなったら、将来、凄いことになりますね。“半世紀前”、小樽と言えば北海道で一番文化的な街でした。それがやがて札幌に中心が移り、斜陽の街とよばれ、再び運河で注目されるようになりました。小樽の凄さって、60年も前にガーデンパーティを開いていた家があったということ。モダン好みの風土があったのね。ビズ編集長のガーデン体験の根っこは子供時代を過ごした小樽のガーデンだった、と今、告白します。
小樽の皆様はブレインズの仲間として登録されていて、「3.11ガーデンチャリティ」に参加くださいました。ありがとう。
被災地を訪れて
初代
大森依子さん
2代
瀬上京子さん
3代
柳谷明子さん
4代
菅原典子さん
4代 副会長
大場ゆきみさん
「オープンガーデンいわて」
吉川三枝子さん
約1000本のトマト・プロジェクト報告
北海道・梅木あゆみさん(ブレインズ)
トマト・プロジェクトは短期決戦、5月半ばから6月末までに、何と1000本近いトマトの苗を岩手、宮城の2カ所に送りました。この支援のポイントは、苗と共に土、肥料、容器、手袋など、全てをセットにして発送したところです。実は、このプロジェクトにはたくさんの人たちの協力がありました。「苗をはじめ、資材提供の協力が得られたからできたことです」と梅木さん。中でも横浜植木北海道支店は力強いサポートをしてくれました。6月9日、梅木さんは自身のブログで「みんなで一緒にトマトを送りましょう」と呼びかけ、支援金を募りました。この時の文面、ちょっとおもしろいのは“私を信じて”の一言を書きそえたところ。梅木さんらしいですね。
結果は、見事55万円が集まり、充分な活動ができました。このチャリティ、受け皿役を担ってくれたのは、「オープンガーデンいわて」と「Garden Plants 工藤」、「オープンガーデンみやぎ」のチームワークでした。庭仲間の絆はつよし、ですね。オープンガーデンいわての代表である吉川三枝子さんいわく、「届いたトマトは珍しい品種があって、とても楽しめました」。梅木さんは日頃からトマトで講演活動もしているスペシャリストです。トマトが終わって、いよいよ北海道のオープンガー デン・シーズンのスタート。次は3.11ガーデンチャリティに 全力投球しま~す!! たのもしい宣言です。
素敵な呼びかけ「希望の種をまこう!」
全国有数の花の産地からチャリティに参加します!
代表 佐藤すず子さん
埼玉県の鴻巣は全国的に知られる花鉢生産地です。住民あげて、幸せいっぱいの花の街にしようと、心ひとつにして5年前から「鴻巣オープンガーデン」をスタートしました。代表の佐藤すず子さんのお便りからは、地元の花生産者や鴻巣市役所などとの連携が、とてもスムーズに行われている様子が伝わってきます。オープンガーデンのシーズンが近づくと、花市場から季節の花々が各庭に提供され、市役所はガーデンマップを作ったり、広報活動をがんばってくださる。そうして今年は、ついに第一回こうのす市花まつりとオープンガーデンが同時開催されるまでになりました。参加したガーデン64軒は、BISESを見て「3.11ガーデンチャリティ」に賛同して、支援金募集をしてくださいました。たくさんの支援金をありがとうございました。鴻巣市市民協働部・花かおり課の藤村さん、編集部へのご連絡ご苦労さまでした。これからも、よろしく!
本日、ビズ編集部スタッフ一同も募金しました
ビズ編集部一同、がんばって支援金を振り込みましたっ!と元気に編集長へ報告。ビズ編集部はスタッフ、たった5人ですけれど。いつもいつも殺気立つほどに忙しい現場、それ故に編集長による“チャリティ団体設立”のニュースは、社員たちに底知れぬ緊張感を与えたはず。チャリティは人のためにあらず、自分にもハピネスをもたらします。
【チャリティ本部よりご参加くださった個人の皆様へ】
「3.11ガーデンチャリティ」の支援金口座は、三菱東京UFJです。皆様ご存じの通り、郵便局の口座であれば、振り込まれた方のご住所なども通知されるのですが、今回、私たちのチャリティの口座開設はできません、と断られました。もし、個人で振り込まれた方で、メッセージがおありの方は、チャリティ本部までメールでお知らせください。これまでホームページにも、個人のお名前のご報告はしていませんが、ご協力いただいた皆様には心から御礼申し上げます。
パッチワーク・キルト界からもエールが届いた
神奈川で人気のパッチワーク・キルト教室、グループ・ティーポットを主宰する松田三枝子さんから、あったか~いエールが届きました。6月上旬に横浜市大倉山記念館で開催された第15回パッチワーク・キルト展で大々的な「3.11ガーデンチャリティ」の支援金募金を行ったとありました。キルターにとって、可愛い布は山ほどストックしておきたい宝物。で、メンバーがお宝はぎれ布を持ち寄って、大きなバスケットに山盛りにして、メンバーもお客さんたちも一緒になって布の大交換会をしたそう。お目当ての布をゲットした人は、「はい、支援金です」と募金箱に次々と入れてくださったとか。そこにはBISESもチャリティ組織設立の文もきっちり掲げてくださったそうです。
松田三枝子さんは、実はビズの前身『私の部屋』時代からの長い長い愛読者なのだそうです。ビズに移行したあとは、“ガーデニング誌”ビズを購読。北軽井沢に北欧風のセカンドハウスがあって自然いっぱいの暮らしも楽しんでいます。パッチワーク・キルトとガーデニングは、とても時間のかかる静かで根気のいる手仕事。暮らしを彩るやさしい趣味というところが似ていますね。
展覧会に立ち寄られたお客様の中には、福島をはじめ被災地から、ご親戚の住む横浜に身を寄せている方も数人いらっしゃいました。キルト展を見て「色彩のある世界にふれて、久しぶりに気持ちが弾むようでした。今まで色ものを着ることすらはばかられるような生活をしていました」と、感想を語られたとか。そして、たくさんの人がチャリティで応援している事を知り、とても喜んでおられたそうです。早く、色とりどりのきれいな花咲く東北が戻ってほしいですね。
6月4日晴天、再びのオープンガーデンを(藤原美和さん 2回目の報告)
“ブログでガーデンチャリティへの参加を呼びかけていたおかげで、「あるある!協力させてもらいます」「お庭を見せてもらう前に募金させてもらうね」など、口々に募金を設置しているコーナーへ自然と近寄って来てくださいました”…142人の方々に協力していただいたそうです。みなさん、きちんと記帳していらっしゃいました。素敵な報告、ありがとうございました。ブログで呼びかける、なるほどね。
NPOつくばアーバンガーデニングの一歩
落合由美子さんからのご報告。「みなさまの力強い歩みだしに、志を重ね合わせささやかな一歩をふみだしました。今後も地道な活動を続けます」NPO来夢ハウスボランティア&市民数名と
茨城県つくば市にバラの名所あり
ここは2009年のBISES 60号に掲載され、バラ界にデビューしました。以来、着々とバラの品種を増やし、酵素堆肥などを活用しながら見事なローズガーデンとなりました。
奥様の広子さんは、チャリティのために毎朝5時に起きてその日のバラを摘み、10本でひと束のブーケを20束ほど作り続けました。「皆さん、遠くまで持ち帰るのに、水揚げが悪いとガッカリなさるからね」。だから、5時起きで準備したのだそうです。このブーケ、大変な人気で毎日、開園して1時間くらいで完売しました。誰だってガーデンローズを家に飾りたいですよね。買う人も、買っていただく人もハッピーなこのアイデア、胸にぐっときますね。
順一さんはバラの他に、クリスマスローズも育てています。今回のチャリティでは、たくさんのクリスマスローズの苗も販売しました。広い庭を散策し、オーナーさんと栽培アイデアなどで盛り上がり、そしてショッピング。庭好きにとって、とても良い時間が過ごせる場所ですね。
藤澤順一さん、広子さん、たくさんの支援金をありがとうございました。そしてご苦労様でした。
九州・久留米発 Dr. 真島康雄、いよいよ参戦!
-写真のお顔、引きしまっていますね~「食事療法で体力つきました。400m走っても息切れゼロですよ」-美女に囲まれ、にこやかですね~「ユーホルビアの苗を用意したら、飛ぶように売れましてね~、フフフッ。みんなバラに似合う植物、探しているのが分かったんでね、ククッ」-オープンガーデンでガーデナー観察ですか?「日本にはチャリティ文化がないでしょ。でも、お土産文化はあるんですよ。募金箱置いて、支援金入れて下さいといっても、たいして集まりませんよ。で、ですね…」?フムフム…さすがドクター、虫の心理だけでなく、人間とお金の関係も爽やかに、明るく読み解かれたんですね~「僕はいつだって、勉強し前進しているのです。」?ところで、苗はひとつおいくらで売ったんですか?「100円から200円です。全額支援金です!!」
お客様、1000人くらい御出でになっていたら、よいけれど…。な~んて考えてはいけませんね。今年のバラは素晴らしい咲き姿だったそうですよ。オーガニックは強し、ご苦労様でした。
5月にガーデン・チャリティ初のイベント
淡路では子どもミュージカルグループが募金活動
バラの最盛期に台風なんて
125人の参加者リスト、迫力です
兵庫県神崎郡の「ガーデンエール」の藤原美和さん、ご報告ありがとうございます。ガーデンチャリティへの呼びかけをされて集まった、参加者125人のお名前が編集部にド~ンと届きましたよ。こちらも雨に泣いたチームのひとつ。6月4日にもう一度オープンガーデン&チャリティをします!とガッツ表明。みんなでお祈り、お天気になあれ!「イエローブック岡山」は永遠に不滅!?
ご存じの方も多いと思いますが、イエローブック岡山はグループとしての活動はいったん休止符をうち、個々に楽しみながらオープンガーデンを続ける、という選択をしました。
メールによれば、3月のスイセンガーデンにはじまり、5月末の“ハーブ香るロックガーデン”まで、毎週末、どこかの庭がオープンしていたとか。そして、集められた支援金は、これまで送られてきた最高額でした。活動休止中でも、必要な時はまとまる。「イエローブック岡山」は永遠に不滅です、の言葉が似合いそう。ご苦労様でした。皆様ありがとう。
「3.11ガーデンチャリティ」私設広報係
有り難きは友人。ガーデンチャリティの告知記事4ページ分(ビズに掲載された)のPDFをメル友に送りまくってくださっているMS.I.M.、ありがとう。出来たての団体だから、知名度が低い。たくさんの人に知ってもらって、同士が増えれば、結果的には動けるようになります。全国の花好きさ~ん、緑好きさ~ん、この指と~まれ、の気分よ。口コミが一番!「善通寺、花大好き会」杉峯さま、ご報告ありがとう。確認しましたよ。
岐阜県を取材した日がなつかしく
GIFUオープンガーデン協会(代表・岩崎幸子さん)の皆様、支援金のお振り込み、ありがとうございました。ビズでは数年前、岩崎さんの水先案内で、オープンガーデンされているいくつものお庭を撮影させていただいたことがあります。今回のガーデン・チャリティでは、こうしたお付き合いのある方々から、応援をいただいております。掲載記事の笑顔の数々が懐かしく思い出されます。ありがとうございました。茨城のサマースノウさんからの途中報告です
メールを開けるのが楽しみになったよ!
日帰り出張から戻って、夕方5時半。メールを開けたらチャリティ話題がいろいろ送られてきていました。庭好きの人たちにチャリティの輪が広がりますように…。東京の街角ガーデン見学してきました
東京の宅地のせちがらさもナンノソノ。武蔵野の住宅街を徒歩でガーデンツアーしてきました。主催はNPO武蔵野ガーデン倶楽部(代表・三浦香澄さん)、共催がNPO法人日本公開庭園機構とNPO法人Green Worksと豪華。定員20名にスタッフなど10名の団体が街を練り歩きました。ガーデンは小さくても、道行く人が充分楽しめる植栽が何軒もありました。おしゃれな庭主さんたちが丁寧に説明してくださって、楽しかった。スタジオジブリの草屋根も見事でした。3.11ガーデンチャリティに参加くださった庭々に、ロゴマークをパウチッコした札が下げられていて、うれしかったです。このグループは、今年スタートしたのだそうです。東京のオープンガーデン、がんばる
森山みちこさんが代表をつとめる「オープンガーデンクラブ東京」が「3.11ガーデンチャリティ」に賛同して、活動をしました。5月14、18日の2日間で83人も参加して東京・中野にある6つの庭を見学。このグループはグリーンアドバイザー東京の会員さんたちが中心になって、1999年に発足したのだそうです。会長は小口健蔵さんです。この方、“思い出ベンチ”のアイデアで日比谷公園など、都内の公園にたくさんのベンチを設置した偉業の持ち主。ベンチの背には寄金をした人の名前プレートが取り付けてあります。昔、英国を訪れた時、早朝に散歩したケンジントン公園で素敵なベンチを見つけたこと、思い出します。それはピーター・パンの像を眺める場所にあったミヒャエル・エンデの名を刻んだベンチです。エンデはこの場所が好きだったのですね。日本にも、これと同じ趣旨のプレート付きベンチがあるなんて素敵です。
話がちょっとそれましたけれど、森山さんは、見学を終えて昼食をとられている皆さんに「3.11ガーデンチャリティ」の募金箱を回して、支援金をたくさん募ってくださいました。83名の皆様、たくさんの支援金をありがとうございました。
義援金か支援金か
オープンガーデンオブ信州の皆様、支援金の振り込みありがとう!4月16日に私はこのグループの総会で初めて講演をしました。印刷所から出校されたばかりのチャリティ告知ページを持参して、講演の冒頭に3.11ガーデンチャリティのことを説明させていただきました。でも、あの大震災からわずか1ヶ月、誰でも「今、一番は家、食、衣。だから義援金でしょう!!」当然のお考えです。”花や緑による支援”はその次に来るべきモノ。納得できる熱い論議が行われたそう。そうして、オープンガーデンオブ信州として集めたお金を二つに分け、庭を愛するグループなんだから、被災地の緑の復興、ガーデンで心を癒せるように、支援金にも参加しよう…、こうした細やかな心配りの結果が今日の振り込みでした。ありがとう。そして、代表の稲葉典子さん、ご苦労様でした。
緑の復興には時間がかかります。そして樹木の寄贈は集まった金額次第で、その本数がきまります。大きな企業が、超有名人がド~ンと寄付する状況も今は考えにくいガーデンチャリティ。私たちの団体は、全国のガーデン愛好家の皆様の庭世界への思いの深さ、強さでじっくりと育てていきましょうね。
国際バラとガーデニングショウで頑張る
北海道新聞朝刊に掲載されました
「被災地に緑の支援を」北海道新聞にてガーデンチャリティの呼びかけの内容が掲載されました。PDFにてご覧いただけます。チャリティバザーも開催
千葉県浦安の城戸さんのご協力に感謝
“オープンガーデン・うらやす ガーデントーククラブ”の代表、城戸芙巳枝さんからお電話がありました。「ガーデンチャリティのご連絡ありがとうございました。さっそくメンバーに伝え、集まった支援金を今日、口座に振り込みました」震災直後に電話でご連絡したとき、舞浜が大変なことになっていて、お隣の方がその時、救急車で運ばれていったばかり、と話してくださった城戸さん。2ヶ月がたった今も、ご苦労の状況に変わりはないのに…。取材で伺ったときの、あたたかなお人柄が思い出されました。有り難く、ご厚意お受けします。ありがとうございました。
辻本智子さんの活動報告
この団体設立の呼びかけ人は3人。その一人、辻本智子さんは5月8日に淡路の「奇跡の星の植物館」に、福島から兵庫県に避難してきたご家族たちを招待しました。花いっぱいの壮大な温室で行われた地元の子供たちによるミュージカル、食事会、etc. 今回、イベントをやってみて分かったことは、避難してこられた人々同士の連絡網がなく、同郷人が顔を合わせる場が無かったということでした。辻本さんは、これからも植物館が皆様のサロンとなるよう務めていきたい、と話しています。参加した少年は「淡路に来て初めて楽しかった」とコメントしてくれました。イエローブック岡山の皆さんに御礼
イエローブック岡山のハンドルネーム“モグラ“さんから、昨夜、素晴らしいメールが届きました。「3.11ガーデンチャリティ」への参加をいち早く表明してくれたオープンガーデングループです。銀行で通帳記載をしたら、いつまでも終わらない、故障かと窓口に文句を言いに行こうとしたら、やっと終了。何とモグラさんの呼びかけに応えたたくさんのメンバーが、じゃんじゃん振り込みを始めてくださっていた!!モグラさん、胸が熱くなったとあります。そんなメールを受け取った、ビズ編集部だってありがたく、うれしく、感謝感謝のひととき。創刊からジャスト20周年を迎えたこのタイミング。日本のガーデン界の成熟度って、こういうところにも現れるのですね。ありがとう、イエローブック岡山の皆様。オープンガーデンみやぎの会報拝読
先週、“オープンガーデンみやぎ”から会報「OPEN CAFE」が届きました。初代から4代目の現会長さんまでの庭とメッセージが掲載された胸にジーンとくるような仕上がり。今年もがんばってオープンガーデンをします!とあります。そして、今年初めて参加する庭もあります。表紙には“1998年、たった8人の手によってオープンガーデンみやぎの灯がともる”とあります。初代会長の大森依子さんの庭は、1997年に行われた第一回ビズ・ガーデン大賞で審査員満場一致で特別賞を受賞したこと、昨日のことのように思い出されます。岡山のチャリティご報告
チャリティシーンを是非、写真にとってビズ編集部に送ってくださいね、と皆様にお願いしているのですが、イエローブック岡山の“garpenter おとひめさんの日記”からステキなメッセージ・ボードの写真が届きました。「OGみやぎ、いわて、いわき、福島Green Netさん…など…多くの仲間のために?ガーデナーの絆で東日本大震災の復興支援を?ガーデンを愛する人たちへ私たち一人一人が一粒の種をまくことで未来に大きな希望が生まれることを願っています」
3.11 Garden Charity のロゴマークもしっかり写っていました。このマークが、日本中のガーデン愛好家に記憶される日が来るといいな!!
ご協力くださった茨城県の盆子原眞佐子&天沼寿子さん
素早く呼応して、ガーデンチャリティを実施してくださった第一号は茨城県の盆子原眞佐子&天沼寿子さんの名コンビの庭。風評被害で売れなくなった北茨城の煮干しととれたて野菜を素敵なガーデンで販売して、びっくりするくらいの支援金を集めてくださいました。「久しぶりに販売のだいご味を味わった」と話す天沼さんは、知る人ぞ知る雑貨の女王。歴史に残るカントリー雑貨店“デポー39”の立て役者。楽しく買っていただく、がポリシーのよう。心から、御礼いたします。
活動を始めます
3月30日に設立した被災地復興支援の任意団体「3.11ガーデンチャリティ」が活動を開始しています。ガーデン愛好家たちの花と緑による支援を目的にした本格的なチャリティです。詳しくは5月16日発売のガーデニング誌BISES(ビズ)72号をご覧ください。(トップページからもPDFをご覧いただけます)